
無料AI議事録ツールを選ぶ前に知っておくべきこと
「文字起こしツールって無料でも使えるの?」と思って調べると、ツールの数が多すぎて何から試せばいいか分からなくなりますよね。筆者もNottaやtl;dvを試しまくった挙げ句、結局どれがベストか分からず時間を溶かした経験があります。
この記事では、議事録AI文字起こし無料ツールを8本まとめて比較し、あなたの使い方に合う1本を選べるよう整理しました。
AI議事録・文字起こしツールの無料プランには2つのタイプがある
まず最初に把握しておきたいのが、「無料」の中身が2種類あるという事実。ここを理解しないまま選ぶと、「1週間で使えなくなった」という残念な結果になります。
継続利用できる「実用型」無料プラン
月ごとの利用時間・回数に上限はあるものの、期間制限なしで使い続けられるタイプ。Nottaの月120分、Otter.aiの月300分がこれに該当します。
週1〜2回の社内定例会議なら、実用型の無料枠で十分まかなえるケースが多い。まずはこちらのタイプから試すのがおすすめ。
全機能が試せる「お試し型」無料トライアル
7〜30日間の期間限定で、有料プラン相当の機能をすべて試せるタイプ。本格導入前の検証に向いています。
注意点が1つ。クレジットカードを登録してトライアルを開始した場合、期間終了後に自動で課金が始まるサービスもあります。カレンダーにキャンセル期限を入れておくのが鉄則。
【2026年最新】無料で使えるAI議事録・文字起こしツール8選
筆者が実際に試したツールと、スペックで確認したツールをまとめて紹介します。
オンライン会議に強いツール(tl;dv・Notta・Fireflies.ai)
tl;dv
Zoom・Google Meet・Teams連携が強みで、無料プランでも録画・文字起こしが利用できます(AI要約は制限あり)。英語ベースのツールですが日本語対応済み。年間契約は3,080円で有料移行もしやすい。
- メリット:録画と文字起こしをまとめて管理できる/会議への自動参加ボット機能/クリップ共有が便利
- デメリット:UIが英語中心で慣れが必要/AI要約は無料枠に制限あり
Notta
月120分の無料枠があり、対面・オンライン・音声ファイルすべてに対応。使い勝手のバランスが良く、筆者がブログの取材メモ整理に使い始めたのもNottaでした。詳細スペックは比較記事(Notta vs PLAUD)で解説しています。
有料プランは年間契約で月換算1,185円〜2,508円(2026年4月時点)。
Fireflies.ai
月の利用制限内でZoom・Meet・Teams会議を自動文字起こし。検索機能が優れていて、過去の会議から特定発言を探すのが速い。有料プランは年間契約で約1,500円(2026年4月時点)。
- メリット:会議内検索が強力/Slackなど外部ツールとの連携が豊富/英語精度が高い
- デメリット:日本語精度はNottaやtl;dvより劣る場面あり/無料枠のデータ保存期間が短い
対面会議・録音データにも対応するツール(LINE WORKS AiNote・Otolio・toruno)
LINE WORKS AiNote
LINE WORKSアカウントがあれば使え、対面会議の録音・文字起こし・話者分離に対応。年間契約100時間プランが19,800円(2026年4月時点)。無料プランの詳細は公式サイトで要確認。
- メリット:LINE WORKSユーザーなら導入ゼロ摩擦/話者分離の精度が高い/日本語に特化
- デメリット:LINE WORKSを使っていないと導入のハードルが上がる
Otolio(旧スマート書記)
対面会議向けのAI議事録ツール。リブランド後も現行サービスとして継続中。無料プランの詳細スペックは公式サイトで要確認。
toruno
リコーが提供する音声文字起こしサービス。無料トライアルあり。録音データのアップロードにも対応しており、ボイスレコーダーで収録した音声の文字起こしにも向いています。
追加費用ゼロで使えるツール(Googleドキュメント・AI議事録取れるくん)
Googleドキュメント
Googleアカウントさえあれば今すぐ使える。音声入力機能でリアルタイム文字起こしが可能。ただし音声ファイルのアップロードには対応しておらず、精度も専門ツールには劣ります。手軽さ重視ならアリ。
AI議事録取れるくん
会議中にURLを共有するだけで議事録を自動生成してくれるツール。無料枠あり。詳細な利用制限は公式サイトで要確認。
無料プランの機能・上限を一覧比較【2026年4月時点】
| ツール名 | 無料タイプ | 月間上限 | 話者分離 | AI要約 | リアルタイム対応 | エクスポート |
|---|---|---|---|---|---|---|
| tl;dv | 実用型 | 録画・文字起こし無制限 | ○ | △(制限あり) | ○ | ○ |
| Notta | 実用型 | 120分 | ○ | △ | ○ | ○ |
| Otter.ai | 実用型 | 300分 | ○ | △ | ○ | ○ |
| Fireflies.ai | 実用型 | 制限あり | ○ | △ | ○ | △ |
| LINE WORKS AiNote | 要確認 | 要確認 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| Otolio | 要確認 | 要確認 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| Googleドキュメント | 完全無料 | 無制限 | ✕ | ✕ | ○ | △ |
| AI議事録取れるくん | 実用型 | 要確認 | ○ | ○ | ○ | ○ |
「要確認」の項目は2026年4月時点で公式情報が確認できないもの。最新情報は公式サイトで確認してください。
シーン別おすすめ早見表
- 月数回の社内定例会議 → Notta(月120分で収まる)
- 毎日の商談・ヒアリング → tl;dv(文字起こし無制限)
- とにかく無料で試したい → Googleドキュメント or AI議事録取れるくん
無料プランで足りる?有料プランとのコスパ比較シミュレーション
「無料で足りるか」は使用頻度で決まります。筆者はブログ執筆の取材会議が月8〜10時間程度なので、Nottaの無料枠(120分)では2ヶ月に1回不足する計算でした。
月10時間利用のケース(小規模チーム向け)
週2〜3回・1回1時間程度の会議を想定。月10時間=600分の文字起こしが必要です。
Otter.aiの無料枠(月300分)では半分しかカバーできない。一方、tl;dvは文字起こし自体が無制限なので、このケースでは最もコスパが高い選択肢になります。
月40時間利用のケース(営業チーム・マネージャー向け)
毎日の商談や定例が多い場合は、どのツールの無料枠でも限界が来ます。有料移行を前提で選ぶなら、Fireflies.aiの年間約1,500円・tl;dvの年間3,080円が現実的な選択肢(2026年4月時点)。
裏ワザ:複数ツールを使い分ける。リアルタイム文字起こしはtl;dv、録音ファイル変換はNottaの無料枠、というように用途別に使い分けると無料枠の消費を大幅に抑えられます。
AI議事録ツールを選ぶ5つのチェックポイント
文字起こし精度と話者分離の性能
現在のAI音声認識の精度は90〜95%程度。専門用語や固有名詞では誤変換が頻発します。話者分離(誰が話したかを識別する機能)が無料プランで使えるかどうかが、議事録の実用度を大きく左右する。
セキュリティと情報漏えいリスクへの対策
無料プランの音声データがAIモデルの学習に利用される可能性があります。プライバシーポリシーを開いて「音声データの学習利用」「サーバー所在地」「データ暗号化」の3点は必ず確認してください。機密性の高い会議では、社内規定との照合が必須。
筆者はClova Noteを試したとき、データポリシーのページを読んで社外秘の会議には使わない判断をしました。
対応デバイス・連携・エクスポート形式
使っているWeb会議ツール(Zoom・Google Meet・Teams)と連携できるかどうかが選択の分岐点。エクスポート形式はTXT・DOCXに対応していれば他のツールに持ち出しやすい。
無料AI議事録ツールを最大限活用する実践テクニック
文字起こし精度を上げる録音環境の整え方
外付けマイクを1本用意するだけで認識精度が体感で変わります。筆者はAnker製の安価なUSBマイクを使い始めてから、誤変換の修正時間が半分以下になりました。
参加者が名乗ってから発言する「では田中からお願いします」のような運用ルールを設定すると、話者分離の精度も上がります。
無料プランの上限を節約するワークフロー
会議前にアジェンダを共有し、目的外の雑談タイムは録音を止める。これだけで月間利用時間を20〜30%削減できます。
複数ツールを使い分けるのも有効。「Zoomのリアルタイム文字起こしはtl;dv、社内収録データの変換はNotta」のように役割を分担させると、それぞれの無料枠を長持ちさせられます。
AI文字起こし後の議事録仕上げを効率化するコツ
文字起こし結果をそのまま議事録に使うのはNG。AIが出した粗いテキストをChatGPTに渡して「決定事項・アクションアイテム・次回までのタスクを箇条書きにして」と指示すると、整形が3分で終わります。
最終確認で必ずチェックすべきは数値・固有名詞・決定事項の3点。ここだけは人間の目で見る、と決めておくと品質が安定します。
無料AI議事録ツールを使う際の注意点3つ
無料プランの機能制限と突然の仕様変更リスク
無料プランはサービス側の方針次第で突然縮小・廃止されることがあります。メインツールの無料枠がなくなったときに備えて、代替ツールを1本把握しておくのが安全策。
文字起こし精度は完璧ではない
AI音声認識の精度は90〜95%程度。つまり100文字に5〜10文字は誤変換が含まれます。「重要会議の議事録をAIにフルで任せる」はまだ危険。最終チェックのフローを必ず設計してください。
情報漏えいリスクとデータ取り扱いポリシーの確認
無料プランでは音声データがAI学習に使われる可能性が有料プランより高い傾向があります。利用規約の「学習への利用」「第三者提供」の項目を読み、機密会議には有料プランか自社サーバー対応ツールを使うのが現実的な判断です。
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まとめ:2026年おすすめの無料AI議事録ツールと選び方の結論
議事録AI文字起こし無料ツールの選択肢は豊富ですが、結論はシンプル。
- 個人・週1〜2回の会議 → tl;dv(文字起こし無制限)
- 小規模チーム・月10時間以内 → Notta(月120分・バランスが良い)
- 有料移行前の検証 → トライアル期間のあるツールでフル機能を体験
まず無料プランで1週間使い、議事録作成の時間が半分以下になるか確認してから有料移行を判断するのが最も合理的なステップです。
よくある質問
Q. 無料AI議事録ツールでも話者分離は使える?
A. tl;dvやNottaは無料プランでも話者分離に対応しています。ただし精度は有料プランの方が高い場合があります。
Q. 無料ツールで社外秘の会議を録音しても大丈夫?
A. 各ツールのプライバシーポリシーで「音声データの学習利用」を確認してから判断してください。機密度の高い会議は有料プランかオンプレミス対応ツールを推奨します。
Q. スマホだけで使えるツールはある?
A. Notta・Otter.ai・tl;dvはiOS・Android対応のアプリを提供しています。最新の対応状況は各公式サイトで確認してください。
参考書籍
- この一冊で全部わかる ChatGPT & Copilotの教科書(中島大介)
- ChatGPT最強の仕事術(池田 朋弘)
- 堀江貴文のChatGPT大全(堀江貴文)











